自転車日記

マイフェウ゛ァリット春子といえば!の『晩菊』を観に出掛けたら、噂に寸分違わず、神保町シアターは人・人・人。あっさり振られてふり出しにもどる。[神保町シアター→スイートポーズ→ミロンガでビール]の計画も、最初に映画があるから初めて生きてくるものなわけで、餃子とビールだけをはしゃいでこなすのも「ダンチューか?東京人か?酒屋の前掛けのリメイク和小物か?」で照れくさくて、わたしの好きなお出かけとは違うんだよな〜、などと最高にいらない事を考えてるうちに、アテネで『ピロスマニ』があることを思い出して駆け込みセーフ。もちろん大!感動。スクリーンの端っこ、犬やらガキやらはちみつやらがいつも健気にそっと佇んでいる。大胆なことをやってみせても嫌味にならないのは美しすぎる色味のせいなんだろうか。ずーっと観ていたくなる。


大胆といえば『私は猫ストーカー』面白かった。なんだか、発明と工夫の香りがあたりに漂っているような、すごくわくわくする手触りの映画でした。星野真理がサロンパスのやり取りを背に、カウンターに座っているだけのところ、本当に魅力的だったな。その辺にいる人のふりをして、どこにもいない人みたい。『さよならみどりちゃん』でも大発揮していた、静かなるどこにもいないっぷりが、全く違う面から引き出されていて、観ていてうれしかった。静かなる、というところがすごく好きでした。


☆たのしいおしゃれ情報日記☆


下北沢に新しくできる「COMMUNE」っていうギャラリーショップのオープンが楽しみでしょうがない。「オーラ」が閉店しちゃって下北沢がさみしくなった〜と嘆いていたので「やった!」と声がでました。